１　建長汁（けんちん汁）で有名？な鎌倉五山でランチ

 

ちょっと前になりますが、あじさいが最盛期になる前の天気の良い平日にランチしてきました。

ここは、建長汁（けんちん汁）で有名らしいです。けんちん汁とは、建長寺で誕生した精進料理の1つで、肉や魚を使わず、出汁も昆布や椎茸など植物からとった醤油仕立ての汁物のことです。建長寺の修行僧さんが作っていた「建長汁」がなまって「けんちん汁」になったといわれているが、真実は定かではありません。

 

２　建長汁（けんちん汁）は名物紫陽花セットで（1,100円）

明月院の紫陽花のシーズンでもありますので、メニュー表にもトップに「名物」とありましたので注文しました。

紫陽花ごはん、建長汁、三歳、お新香、お茶？というセットです。まずは、建長汁ですが、昆布と椎茸のみの出汁なのか、醤油をお湯で割った程度の味で、かなり残念でした。具も野菜のみで、これはこれでよいのですが残念ながら美味しいというにはほど遠い味でした。前述したように植物以外を使わない精進料理だからしかたない、ということでしょうか。

 

「紫陽花ごはん」と称した炊き込みご飯ですが、こちらは極めて普通でした。ちなみに、なぜ紫陽花ごはんなのかがサッパリわかりませんでした。

 

３　元祖　建長そば　850円

 

何が元祖なのかはわかりませんが、メニュー表を見る限りオススメという感じでしたので注文しました。

 

 

お汁は建長汁よりは出汁が利いていたので、さば節で出汁をとっているのかなと思いました。味は普通です。具は前述の建長汁と全く同じでした。まあ、そりゃそうかという感じもしますが。。。

そばには非常に驚きました。出てきてから直ぐに口にしたのにもかかわらず、ぶにゅぶにゅしていて伸びきったというか、茹で過ぎたというか、過去最低のそばでした。

 

 

この「ぶにゅぶにゅ感」は、業務用の茹でそば（予め茹でてあるそば）の可能性が高いです。その根拠として、厨房内で立ち食いそば屋で使っているような「縦長の湯切りざる」を使っていました。これは茹でるというよりは、湯に入れて温めるというものです。元手打そば職人として、これまで最低のそばに出会ったという感じで驚きました。立ち食いそばのほうがはるかに美味しいです。

 

 

４　鎌倉五山の立地はコワーキングスペースことkama.の近く

鎌倉五山は、北鎌倉駅からとほ6分ぐらい建長寺方面に向かい、横須賀線の踏切を渡って直ぐ右側にあります。コワーキングスペースことkama.からも徒歩2分です。ただ、電車が直ぐ横に通っていますし、目の前がバス通りなので静とは言えない立地にあります。あと、自販機が2台もあり、景観を損ねているのも残念です。

 

 

 

５　鎌倉五山のメニュー

 

 

 

６　鎌倉五山の評価　★1.5

建長そばだけなら★です。建長汁も出汁が利いていない感じで醤油汁みたいだったので★、紫陽花ごはん★★。以上甘めに評価して★1.5としました。個人的には二度と行きませんが、建長汁を体験したい方は悪くないかなと思います。高久が元そば屋だけに、厳しい評価になってしまいました。

７   鎌倉五山のお店情報

立地：北鎌倉駅からバス通りを建長寺方面に向かって徒歩6分の踏みきり超えた右

住所：鎌倉市山ノ内1435

営業時間：10:00～16:00　定休日なしらしいです